家の「顔」ともいうべき玄関。その印象を大きく左右するのが玄関ドアです。高性能な防犯システムが搭載されているものや、通風・採光性、断熱性に優れたものも数多く開発されています。

最近は工法も発達しており、外壁を撤去せず1日で工事が終わる製品もあります。玄関ドアを交換するだけで断熱・防犯・デザイン性が向上するという一石三鳥の効果が期待できます。

こんな悩みがあるときは玄関ドアのリフォームの考えどき

ドア自体の劣化が目立つようになった

隙間風が気になる

鍵に不具合がある

玄関が暗い

開閉しにくい

玄関ドアがこのような状態になったらリフォームを検討したほうがいいでしょう。

もっとも重要な防犯性に加え、通風・採光、断熱など快適性を向上させる機能のある製品がバリエーション豊かにそろっています。

中には1日で工事を完了できる製品もあり、生活に支障を生じることなくリフォームすることも十分に可能です。

玄関ドアのリフォームをするときのポイント

防犯、快適性、意匠など何を重視するか決める

施錠システムに特徴のある製品、通風・採光や断熱などの性能がある製品、デザイン性に優れた製品など、多種多様な玄関ドアがあります。まずどの性能を重視するか、決めておくと製品を選びやすくなります。

施錠システム

キーの複製技術が高くなり、古いタイプの錠だと防犯上不安が残ります。そこで人気なのがキーレスタイプの錠システムです。あらかじめ錠に登録したカードキーや携帯電話、リモコンなどをかざすことで施錠、解錠がワンタッチで行えます。オートロックの設定も可能です。

通風・採光

日当たりが悪く換気も滞りがちな玄関。靴のにおいや湿気などが気になる方も多いのではないでしょうか。玄関ドアに通風口や採光窓があれば、玄関の快適性が格段に向上します。施錠したまま換気できるので防犯上も安心です。

断熱性

玄関は熱の出入り口にもなります。断熱性の高いドアなら、冬の寒気、夏の熱気が玄関に入るのを防いで冷暖房の効率も向上しますので、省エネやエコにもつながります。

デザイン性

カラーや材質、ドアノブのデザインなどでも印象は大きく変わります。また開き戸にするか引き戸にするかによっても使い勝手は異なるものです。家のテイストや外壁の色味などともバランスをとって、外観全体に調和するドアを選びたいものです。

主なリフォーム対応玄関ドアの特徴

「リシェント」シリーズ（リクシル）

既存の玄関ドアの枠だけを残してそこに新しい枠とドアを取り付けるカバー工法を採用。1日で工事が完了します。キーレスシステムは標準装備。ドアに採風口や明り取りのついたタイプなども含め、バリエーションも豊富。１日で施工を完了できます。

「かんたん ドアリモ」シリーズ（YKK AP）

壁を壊さない「カバー工法」により1日で施工可能。リモコン、カード、シールなどで施解錠できる電気錠を搭載。ピッキングなどの侵入対策も考慮されて防犯性が向上しています。断熱・通風・採光それぞれに対応した製品があり、選択肢も十分。

ノバリス（三協アルミ）

壁や床を壊さずに済むカバー工法により1日で交換完了。指1本で操作できるタッチ錠を搭載し、薄型シリンダーや着脱式のサムターンを標準装備して錠・ガラス破り対策も万全に。採風窓、採光窓などのバリエーションのほか、断熱仕様も4種類から選べます。

リフォームステーションにメーカの縛りはありません。あらゆるメーカーのドアを取り扱っています。

気になったメーカを自由に選択可能

リフォームステーションの施工実例

リフォームステーションで過去に施工した実例を写真とともにご紹介しています。

玄関ドア交換の工期の目安

従来の玄関ドア交換では、ドア周辺の外壁を撤去して枠ごと取り外す必要がありました。このやり方だと、新しいドアと枠を取り付けて外壁と床の仕上げをやり直すため、工期は５日ほどかかります。上記でご紹介したカバー工法の製品であれば、既存のドア枠の上にセットするだけなので1日で作業が完了します。工事に伴う騒音や振動に悩まされるのも1日で済みますし、近隣の方へ迷惑をかけることも少ないので安心です。