冬の寒い時期の入浴で、「お風呂場が寒いな」と感じたことがある方は多いのではないでしょうか。また、「入浴中に床が滑って転びそうになった・転んでしまった」という方も多いことでしょう。転んでお尻を打ってしまったくらいなら笑い話で済みますが、頭を打ったり、骨折などの大怪我をする可能性もゼロではありません。こうした問題を解決できるのがお風呂のリフォームです。
今回は在来のお風呂をリフォームする際の方法についてご紹介します。
目次
在来のお風呂の悩み
お風呂はトイレやキッチンと同じように、ほぼ毎日使う住宅設備です。よく使う場所だけに、さまざまな問題や不具合が起こりやすい場所でもあります。例えば、以下のような悩みが挙げられます。
お風呂場が寒い
お風呂場が寒いと、「ヒートショック」を引き起こす可能性があります。ヒートショックとは、急激な温度の変化により血圧の乱高下や脈拍の変動が起こることで、冬場の入浴時に起こりやすく、脳出血や脳梗塞、心筋梗塞などの深刻な疾患につながる危険性があります。特に高齢の方は注意が必要とされています。
滑りやすい
入浴時は石鹸やシャンプーなどを使いますから、非常に滑りやすい状態になります。浴室内での転倒は、打ちどころが悪い場合は大けがになりかねません。こちらも高齢の方は特に注意が必要でしょう。
水はけが悪く、なかなか乾かない
水はけが悪いとカビの原因にもなります。また、濡れている床は乾いている状態よりも滑りやすく、危険です。
目地にカビが生えやすい
目地とはタイルとタイルの継ぎ目のことです。お風呂の中でも特にカビが生えやすい場所で、掃除をしてもなかなか落とせないと悩んでいる方も多いかもしれません。カビはアレルギーや喘息の原因にもなりますので、ぜひ改善したいところです。
在来のお風呂をリフォームする方法
では実際に在来のお風呂をリフォームする際には、どのような方法があるのでしょうか。具体的には、3つの方法があります。
- ユニットバスへリフォームする
- ユニットバス風の在来浴室にリフォームする
- 在来のお風呂を作り直す
3つの方法にはそれぞれ異なる特徴がありますので、予算や要望を考慮した上で比較・検討してみてください。
①ユニットバスへのリフォーム
既存の在来のお風呂を解体して、新たにユニットバスにする方法です。
浴室を構成するパーツ(床や浴槽、壁、天井など)が一体になっており、現場で組み立てえるので、工期が短いというメリットがあります。
他にも、以下のような特徴があります。
- 気密性が高い
- 掃除がしやすい
- ミストサウナや乾きやすく滑りにくい床など、様々な機能が付いた商品がある
- サイズやデザインには限りがあり、自由度は高くない
②ユニットバス風在来浴室へのリフォーム
住まいの浴室スペースに合うユニットバスがない場合によく用られる方法で、既存の在来のお風呂の天井壁にパネルを、床にシートを張るなどしてリフォームします。
他にも、以下のような特徴があります。
- 在来のお風呂にリフォームするよりもコストが節約できる
- 自宅の浴室の大きさに合うユニットバスがなくてもリフォームが可能
- ユニットバスのような見た目と機能が実現できる
③在来浴室へのリフォーム
リフォームによって、もう一度在来の浴室を作り直す方法です。
既製品であるユニットバスとは異なり、壁材や床材、浴槽など、自分好みにカスタマイズすることができます。
一方で、先に挙げた不具合を解消するような床材や壁材を選ぶ必要があります。
他にも、以下のような特徴があります。
- 浴室の大きさを気にする必要がない
- 窓の位置を変えることもできる
- 既存の浴室を解体する必要があるので、工期が長くなる
- ユニットバスへのリフォームと比べると費用が高くなる
- 床下や壁の中などの補強工事が必要な場合がある
まとめ
お風呂場は家族の健康や安全にも関わる、とても重要な設備です。
リフォームステーションでは、お客様のご要望をお聞きして最適なお風呂を提案いたします。まずはお近くの店舗で相談から始めてみてはいかがでしょうか。