地球環境にやさしく、住む人が快適に、健康的に暮らせるようになることを目的としたリフォームのことをエコリフォームと言います。
エコリフォームには、大きく分けると、①省エネ性能の高い設備を導入する、②自然素材を使う、という2つの方法があります。
本コラムでは、エコリフォームとはどのようなものか、どんなメリットをもたらしてくれるのかを解説いたします。
目次
エコリフォーム 具体的にどんなリフォームがある?
エコリフォームには、①省エネ性能の高い設備を導入する、②自然素材を使う、という2つの方法があるとご紹介しましたが、具体的にはどんなリフォームが該当するのでしょうか。
断熱リフォーム
屋根、壁、床下に断熱材を入れる大掛かりなものから、窓を二重サッシや複層ガラスに替えるだけの比較的簡単なものまで様々あります。断熱性が向上すれば冷暖房の効率も上がり、光熱費の節約にもなります。省エネで環境にやさしいだけでなく、家計にもやさしいリフォームです。
オール電化リフォーム
家庭内で使用する設備のすべてが電気によってまかなわれます。給湯や調理でガスを使わなくなるので、CO²の排出量も削減され、環境にやさしいリフォームと言えます。エコキュートなどのエネルギー効率の高い設備を導入すれば光熱費も節約できますし、太陽光発電と併用することで、より一層の省エネが実現します。
自然素材を使ったリフォーム
床材に天然の無垢材を使用したり、室内の壁を珪藻土や漆喰にしたりと自然素材は家のあちらこちらで使用することができます。
エコリフォームがもたらすメリット
エコリフォームを行う場合、通常のリフォームよりも諸費費用がかかるというデメリットがあります。しかし、このデメリットを補って余りあるメリットを、住む人にもたらしてくれるのです。
快適な生活空間
断熱性が高まれば、夏の暑さ、冬の寒さが軽減して、家の中がグッと暮らしやすくなります。さらに、家の中の気温差が小さくなるので、ヒートショックの予防にもつながります。
光熱費の節約
断熱リフォームによって冷暖房の効率が高まること、エコキュートに代表されるエネルギー効率の高い設備の導入では、光熱費の削減が期待できます。これらの設備の導入には、初期費用がかかりますが、長い目で見ると家計にやさしいリフォームです。
住まいが長持ちする
断熱性能が高まれば、結露の防止や湿度の調整が可能になります。土台や柱の腐食防止になるため、住まいの耐久性が向上します。
シックハウス対策にもなる
自然素材を使ったリフォームは、揮発性化学物質やダニアレルゲンなどが原因で起きるシックハウス症候群の対策にもなります。
まとめ
環境にも人にもやさしいエコリフォームは、住む人にたくさんのメリットをもたらしてくれるものです。リフォームの大きな目的である「住まいをより快適なものにする」だけでなく、断熱性の向上や省エネによる光熱費の削減も叶います。そろそろわが家もリフォームかなと考えているのであれば、エコリフォームについても検討してみてはいかがでしょうか。