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場所を取らずに家をすっきりさせる収納リフォーム

    • リフォーム前に考えること

更新日: 2020年09月15日

床下収納

家のリフォームを行う際に、併せて収納スペースも広くしたいという希望を出されるご家庭も多いようです。しかし、収納スペースを広くすることで、部屋が狭くなったり、間取りが制限されたりするケースもあり、悩みの種は尽きません。

 

本コラムでは、場所を取らずにすっきり収納できるリフォームについてご紹介します。

生活スペースの広さはそのままに、収納スペースを広げられる床下収納

場所を取らない収納の代表的なものが床下収納です。床下のスペースを使うことで、生活スペースの広さはそのままに、収納場所を増やすことができます。

 

床下収納には、蓋を取り外すタイプと蓋を扉のように開閉するタイプの2種類があります。

蓋を取り外すタイプ

床に設置された蓋を取り外し、物を出し入れするタイプの床下収納です。

邪魔になるものがないので、収納しやすいのが特徴ですが、収納スペースの広さによって、蓋の大きさや枚数が変わるため、開閉に手間がかかることがあります。

蓋を扉のように開閉するタイプ

収納スペースが大きい床下収納の場合は、手間のかからない蓋を開閉するタイプがおすすめです。ただし、蓋の位置によっては、物を出し入れする際に邪魔になってしまうので、注意が必要です。

 

床下収納を作ると、蓋があることで床に凹凸ができてしまいます。そこにホコリがたまったり、掃除機が引っかかることもあるので、頭に入れておく必要があります。

可動間仕切りを収納として利用し、スペースを有効活用

将来、家族の人数やライフスタイルが変わることを見据えて、壁の代わりに、可動間仕切りを採用するご家庭も増えています。可動間仕切りの中には収納機能を持つものもたくさんあるので、間仕切り兼収納としてスペースを有効活用することができます。

 

一方で、導入コストがかかること、部屋のサイズにぴったりと合う可動間仕切りを探すのに意外と苦労すること、壁としては遮音性が低いことなどデメリットもあるので、よく考えて採用することが重要です。

小上がりを作り、段差を収納スペースとして使う

小上がりを作って収納スペースを増やすという方法もあります。最近では、フローリングの上に高さを設けてそこに和室を作る「小上がり和室」が人気ですが、段差の部分に引き出しを作り、収納として活用するケースが増えています。

 

しかし、小上がりを作る際には天井の高さを考慮する必要があります。小上がりの高さの分、天井が近くなるので、圧迫感を覚え、すっきり収納させるはずが、却って部屋が狭く感じるといったこともあるので注意が必要です。

まとめ

床下収納や可動間仕切り、小上がりなどスペースを有効活用して収納スペースを広げる方法があります。戸建ての場合は、スキップフロアで中二階を作って、そこを収納として使うのも一つの手ですが、その分天井が低くなるので、バランスを考えて設置することが重要です。

手狭になりがちな洗面所と床下収納の相性は抜群です。洗濯用洗剤や、シャンプーなどのストックも床下にしまっておけば、すっきり片付きます。