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引き戸?開き戸?折れ戸? ドアが変われば暮らしも変わる

    • リフォーム前に考えること

更新日: 2018年09月06日

ドアのリフォーム

内装を一新するときなどは、室内ドアなどの建具(たてぐ)も合わせて取り替えるのが一般的です。以前と同様の建具にするのも使い勝手が変わらないというメリットがありますが、場合によってはドア(開き戸)を引き戸や折れ戸にすることで、物の出し入れや人の出入りが容易になることもあります。

 

本のコラムでは、室内ドアなどの建具について、その主な種類と特徴についてご紹介ます。

ドアリフォームの方法は主に4種類

ドアや建具のリフォーム方法には、大きく分けて下記の4種類があります。

建具の枠ごと交換する

通常、建具本体の回りにはそれとセットになっている枠材が取り付けられています。

同じ寸法の既製品のドアとの交換であれば、枠はそのままでもよいのですが、寸法の仕様が異なるドアに替えるときや種類の違う建具に替えるときには、枠材ごとの交換が必要になります。

 

建具の枠を外す際、周囲の壁紙もはがさなければなりません。よってドア単体で交換することは少なく、内装を一新する際に同時に交換することがほとんどです。

建具本体のみ交換する

既存の建具とサイズが同じで、丁番(ちょうばん)などの金具の種類・位置などがうまく合うようであれば、既存の枠材をそのまま使い、ドアだけ交換することも可能です。

この場合は、周辺の壁紙もそのままにすることが多く、リフォームのコストを抑えることができます。

部品のみを修理する

ドアそのものを取り替えなくても、ノブ(ハンドル)や丁番、クローザーなどの部品を交換するだけで使い勝手が改善されることもあります。部品は早ければ10年ほどで故障することもあるので、ドアに不具合を感じるときには確認してみてください。

開き戸、引き戸、折れ戸の特徴

主な室内建具の種類としては、開き戸、引き戸、折れ戸が挙げられます。リフォームを検討する際には、用途に合わせて使い分けるのがお勧めです。

部屋の独立性を高める開き戸

開き戸は、比較的施工が容易なこともあり、もっともポピュラーな室内建具です。

気密性と遮音性が高いので、トイレや書斎など個別の部屋の仕切りによく使われています。

 

注意点は、ドアが開く方向にスペースが必要になることで、そこに部屋の出入り口や階段の上り下りの動線が重なると、出合い頭にドアとぶつかる危険があるので注意が必要です。

間口が広がり、開放的な引き戸

ドアを横にスライドさせて開閉する引き戸は、壁に沿って動くので開き戸よりも可動域が小さく、コンパクトなスペースに設置するのに向いています。戸を開けた状態を維持しやすく開放的で風通しのいい空間にするのに最適です。

開閉が楽で、間口を広く確保しやすいので、バリアフリーリフォームでもよく採用されています。

コンパクトに開閉できる折れ戸

折れ戸は丁番などで連結させた扉を折りたたんで開閉する建具です。最少のスペースで大きな開口をとることが可能なので、廊下に面した納戸やクローゼットなどによく使われています。

引き戸やドアに比べると、開け閉めが少し難しく、お子様が指を挟む危険もあります。安全面に配慮した製品を選ぶことが大切です。

通風・採光、安全面にも注意を

ドアは部屋の間仕切りであるとともに、風や光の通り道でもあり、生活動線の一部でもあります。不用意にドアを設置してしまうと、室内の通風や採光が滞ったり、毎日の生活の邪魔になってしまうこともありえます。また、開閉にともなって、指をはさんだり、戸にぶつかってしまったりと事故の原因になる可能性も考えられます。

 

最近では通風用の格子や採光用の開口部なども付いたドアなどのバリエーションも多くみられるようになりました。ドアの選択、設置にあたっては、日当たりや風通しを考慮し、安全面にも注意を払うようにしましょう。

 

まとめ

ドアは動線の一部であり、それ自体が通風・採光・間仕切りの役割を果たしています。上手にリフォームすることができれば、室内の快適性は大きく向上させることも可能です。ドア・建具のリフォームは、どんなドアにするか、どのように設置するかで、工事の内容や予算も変わってきます。

 

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