家族が集まるリビングは住まいの中心ですので、なるべく居心地をよくして、楽しい会話が弾む場所にしたいものです。
自然と家族が集まってくるリビングにリフォームするために、知っておきたいポイントをご紹介します。
目次
リビングでの過ごし方を話し合う
リビングでの過ごし方は家庭ごとに異なるものです。
テレビをみんなで観るのか、お茶やコーヒーを楽しむのか、ゲームを一緒に遊ぶのか、何をしてどのように過ごしたいのかを家族で話し合ってみましょう。
その目的や用途によって、家具や設備機器の配置などを計画していくことになります。
インテリアスタイルを統一する
新築時から現在までの間に家族のライフスタイルが変わると、リビングにはテイストの異なるデザインの家具や日用品が雑然と同居してしまいがちです。
リフォームを機にインテリアを統一して、すっきりとした印象にまとめることをお勧めします。木の温もりを生かした北欧風のナチュラルスタイル、和風の落ち着きを取り入れた和モダン、シャープなデザインのモダンスタイルなど、あらためて家族の好みを話し合っておおよその方針を決めておくと内装材や家具などを選ぶときにスムーズに進みます。
カラーコーディネートでもひと工夫を
床材や壁紙、家具などのカラーコーディネートも重要です。
同系統の色でまとめ、色の数は少な目に、穏やかな色調を意識すると、調和させやすくなります。クッションなどの小物に対照的な色のものを選んだり、カーテンやラグなどのファブリックでアクセントを付けたりすると、効果的に変化がつきます。
適切な収納計画ですっきりと
一般的にリビングは床面積をなるべく広く確保するために、収納が省かれてしまいがちです。
しかし、家族で過ごす時間をゆっくりとれるようにするには、テーブルセットや音楽・映像機器、冷暖房機器、本や雑誌、文房具などくつろぐときに必要なモノをすぐに使えるような収納が必要です。
たとえば壁一面に収納を造り付けてしまえば、見た目にもすっきりします。またテレビ台と一体になったシステム収納を設置するのもいいでしょう。リビングに必要なものをリストアップし、リフォーム会社に相談すると適切なアドバイスをもらえるはずです。
断熱、冷暖房、通風を改善する
四季を通して快適なリビングであれば家族は自然と集まってきます。
たとえば壁内や床下の断熱材を入れ直したり、内窓を設置したりして断熱性を高めることで、夏の暑さや冬の冷え込みが改善されるはずです。
また、エアコンを最新の省エネタイプに替えることでも冷暖房の効率は高まります。さらに予算に余裕があれば床暖房の設置もお勧めです。部屋全体をむらなく暖めることができるようになります。
そのほかもに、リビング、廊下、ダイニング、キッチンと室内を細かく仕切っていた壁を撤去して日差しや風がよく通るようにすれば、明るく気持ちのいい空間が実現します。
自然素材を活用する
無垢材のフローリングや、独特の質感がある漆喰などの自然素材は、空間を落ち着いた雰囲気にしてくれます。
また、無機質系のタイルの中には、湿度が高いときには湿気を吸い、室内が乾燥すると含んでいた水分を放出する、調質性を持つ建材もあります。
これらの素材を効果的に室内に配すると、心身に優しい空間に仕上げることも可能です。
複数の照明で空間演出
リビングの照明は、ペンダントライト、ダウンライト、スタンドライトなど異なる種類の明かりを組み合わせるのがお勧めです。
大人数でにぎやかに過ごすならすべてを点灯して明るく、数人で静かに会話を楽しむなら明かりを絞ってと、用途に合わせて空間を演出することができます。メインとなる照明は調光機能があると便利です。明るさを変えて効果的に気分転換することができます。
まとめ
リビングのリフォームは、空間が広く、内装、設備、家具、収納、動線と様々なポイントがあります。ご家庭の団らんのスタイルに応じた選択をすることで、より快適に、より楽しく過ごせるリビングにすることができます。
リフォームステーションでは、豊富な事例をもとにお客様の要望に合わせたリビングの提案をいたします。デザイン性と機能性のバランスをとった空間トータルコーディネートには特に幅広いノウハウがありますので、お気軽にご相談ください。