大切な住まいのリフォーム工事を頼む相手だけに、リフォーム会社との関係性は非常に重要です。よい関係性が築ければ、的確な提案をしてもらえるでしょうし、施主としても安心してリフォーム工事を任せることができます。
本コラムでは、リフォーム会社との信頼関係を築くために、共有しなければならないことについて紹介します。
目次
リフォーム会社と共有すべき7つのポイント
ほとんどのリフォーム会社は、お客様のことを第一に考え、誠意を持って接してくれる会社ばかりですが、残念なことにリフォームについて調べてみると、リフォーム会社とトラブルになったケースなどを目にすることがあります。
しかし、悪質な会社は本当にまれで、トラブルはお客様とリフォーム会社との間での認識の違いや確認不足から起こるものが多いのが実情です。
リフォームを行う際には、下記の内容をリフォーム会社との間でしっかりと共有するといいでしょう。
リフォーム範囲と見積り内容
一番多いのが、リフォーム範囲と見積り内容の解釈の違いです。
リフォームの要望を伝えて見積りを作成してもらうわけですが、見積りは見慣れない用語がたくさん含まれていて、どれが何に必要となるものなのかが、わかりにくい点があり、これがトラブルの原因になるのです。
リフォームの範囲がどこまで含まれているものなのかは、理解できるまでしっかりと確認してください。
完成のイメージ
イメージしていたものと違ったという事態にならないように、細部までチェックしてください。
工事に取り掛かる前に、使う予定の設備や素材などについて見本で確認し、完成イメージ図や設計図などでイメージを共有するのがお勧めです。
工事の期間
工事の期間について希望がある場合には、必ず伝えておきましょう。大規模なリフォームの場合、工期が遅れると仮住まいの家賃負担などが発生してしまうからです。
保証内容
多くのリフォーム会社では、工事に関する保証についての決まり事があります。
特に気をつけたいのが、工事完了後の不具合についての費用負担です。保証の範囲がどこまでになっているのかは、事前にしっかりと確認しましょう。
近隣への配慮
リフォーム工事では、近隣とトラブルになってしまうケースもあります。
トラブルの原因は、工事の資材などが散布したり、騒音であったりとさまざまですが、近隣へ事前に丁寧な説明をすることでそのほとんどを防ぐことができます。
詳しくは「無用なトラブルを回避! 近隣との関係にご注意を」のコラムをご覧ください。
工事内容が正しく施工されているか
工事中は、事前の打ち合わせ内容と工事内容が合っているか、確認してください。お互いの認識が共有できるので、リフォーム会社の担当者と一緒に現場に足を運ぶのがお勧めです。
追加工事が発生した時の費用
工事の途中での変更や追加工事は発生することがあります。
このような場合に気を付けたいのが、変更や追加をした際の費用についてです。途中で金額について確認をしないと、後で想像以上の追加請求をうける可能性もあります。
まとめ
いかがでしょうか。これらのポイントをしっかりと共有できていれば、リフォーム会社との間で無用なトラブルが起こることもなく、信頼関係を築いていけるはずです。
さらに、信頼できる会社と出会うために、リフォームショールームや店舗に足を運んでみてください。そこでのスタッフの対応や、店舗の雰囲気から、自分たちとの相性を見極めるのも一つの手です。