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リフォーム会社と打ち合わせをし、見積りをお願いしたら、家まで来て色々調べたいと言われました。本当に必要なことなのでしょうか?

  • 進め方編

更新日: 2018年08月30日

現地調査の様子

お客様の住まいの状況を正しく把握して、具体的な工事プランとその費用を算出するのが現地調査の目的です。

 

現地調査ではどんなことを行うのか、また迎える側ではどんな準備が必要か、そのほか知っておきたいポイントについてもご紹介します。

 

現地調査の目的は要望が実現できるかを見極めること

現地調査の重要な目的のひとつは、「要望通りのリフォームが実現できるか」を確認することです。そのためにまず必要なのが、店舗での打ち合わせでヒアリングした希望するリフォーム内容が可能かどうかを現地確認することです。どのような理由でどのようなリフォームを実施したいのかを具体的に確認していきながら、現状の不満点や不具合の様子を聞き取っていきます。スムーズに漏れなく打ち合わせするために、ヒアリング前にそれらのポイントを自分たちで書き出しておくとよいでしょう。

 

そしてヒアリングの内容と住まいの現状とを照らし合わせます。生活の動線や収納の位置関係、家族の暮らしの様子などを把握して、問題点と要望を整理することでベストな提案へと導いていきます。お客様が予想もしていなかった、プロならではの解決法が見いだせるかもしれません。そのためにも、現地で行うしっかりとしたヒアリングは重要です。

「現状の確認・採寸」で正確な見積りが作られる

ヒアリングとともに行うのが、「現状の確認・採寸」です。現在のお住まいがどのくらい劣化しているのか、戸建ての場合は、水回りや内外装、天井裏や床下など可能な部分をプロの目で確かめて、補修の必要性などを探ります。マンションの場合は、水回り、床、壁、天井、間取り変更の有無、管理規約の調査を行います。

 

そして各部位を詳細に採寸することで、リフォームに必要となる設備や各所の寸法を確認。これによって、設備や資材を搬入・設置可能であるかもチェックします。また技術的に施工可能であっても、それによって使い勝手がどう変わるかも、あらかじめ考慮する必要があります。

 

要望と現状について綿密に調査することで、「こんなはずではなかった」という予想外のトラブルを予防でき、設計変更や追加予算なども最小限に。実際にかかる金額と誤差の少ない、正確な見積もりが可能になるのです。

なるべく普段通りの住まいの状態を見てもらいましょう

片付いていない家の中を見られることに抵抗がある方もいるかもしれません。しかしリフォームのプロにとっては、普段の生活スタイルを見ることも重要になるのです。また、「家族がいないときに男性に家に上がられるのに抵抗がある」という方は、女性スタッフに担当してもらうことも可能です。

 

「まだリフォームするか迷っている」という方も、ぜひ一度、見積もりと現地調査を依頼してみてください。現地調査を行うことで要望するリフォームにどのくらいの予算が必要になるかという判断材料を得ることができます。「現地調査=発注」ではありません。劣化や不具合に慌てて修繕するのではなく、正確な現地調査によって長期的なリフォーム計画を立てたほうが予算も前もって用意できるというメリットがあります。

 

なお他社にも見積りを依頼している場合は、遠慮なくその旨を担当者に伝えるとよいでしょう。競争的な環境がよりよい提案につながることも多いからです。

まとめ

現地調査は希望のリフォームが実現可能かどうかを確認するため、さらに正確な見積りを作成するために必要不可欠なものです。リフォームステーションでは現地調査から通常1~2週間ほどで見積りを提示しています。現地調査で得た情報をきちんと把握し、お客様の要望をかなえるプランを作成することが最重視だと考えているからです。